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種類株式発行のススメ

投稿日: カテゴリー 税務トピックス

(令和元年12月23日号)

 

種類株式って聞いたことありますか?

一般的に発行している株式は普通株式といい、1株につき1つの議決権を有する“議決権株式”といいます。

すべての発行する株式が議決権株式の場合には、当然ながら全株式の過半数の保有していないと、役員の選任や解任決議、配当金の決議などができず、3分の2以上の株式を保有していないと、定款の変更、事業譲渡など重要案件の決議ができません。

 

今は、私が100%保有しているから何も問題がない・・・

そんな声が聞こえてきそうです。

 

しかし、将来その株式を事業承継する際、相続が起きた際に、株式の価値が非常に高額な場合に、やむなく株式が分散することになったらどうでしょうか?

取得をしたすべての株主が未来永劫にわたり、仲が良い保証はどこにもありません。

そうなると上記の決議も簡単には承認されないとも限りません。

 

そこで、そのような将来の不安を払しょくするためにお勧めしたいのは、“種類株式の発行”です。

具体的には、現在の議決権株式の一部を“無議決権株式”に転換することです。

読んで字のごとく、この株式には議決権がありません。

つまり、株主総会の決議には参加することが出来ないのです。

極端な例として、株式総数が100株の会社が、99株を無議決権株式に転換した場合、1株を保有する株主が100%議決権を有することになり、すべてを決議できてしまうのです。

ここ最近は、アメリカの上場企業でも発行されており、会社運営をよりスムーズに行おうとの趣旨から日本においても今後ますます発行する会社が増えていくことでしょう。

 

(税理士 清水 努)