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保険のあれこれ

投稿日: カテゴリー 税務トピックス

1.概要

みなさま、個人・法人でなにかしらの保険に加入されているかと思います。今回はその保険について知っておいていただきたいことをお伝えいたします。

2.契約者変更による贈与税はかからない

契約者:親 被保険者:親 受取人:子の保険契約の契約者を親から子に変更します。その場合、今まで親が払い込んでいた保険料について贈与税はかかりません。

将来保険事故(親の死亡)が起こったときに親が負担していた契約者変更前の部分→相続財産として相続税の対象子が負担していた契約者変更後の部分→一時所得として所得税の対象という課税がされます。

厳密にやる場合には上記が正しいのですが、保険契約者の変更は従来税務署が把握することができなかったため、親が負担していた部分について相続税の申告をしないなど、課税漏れが発生している可能性がありました。

税務署は当然課税漏れを避けたいので平成27年度の税制改正により、平成30年1月1日以後の契約者変更から保険会社より支払調書が税務署へ提出されることになりました。これにより課税漏れがなくなるものと思われます。

3.2017年4月に標準利率改定の実施

保険料は10年国債の利回りを基準に決定されている標準利率(現在1%)をもとに決定されています。この標準利率が成27年4月に改定される予定(1%→0.25%)で、改定されると保険料が2割程度増加する予定です。

もし保険を検討中であれば2017年3月31日までに加入することをお勧めいたします。

4.保険期間の延長と短縮

保険加入後に無診査で保険期間を変更することができます(一部の保険会社が対象)

保険料は加入時の年齢で計算されるため、生命保険に新たに入り直すより一般的に割安な負担で済みます。また法人契約の場合、保険期間の延長、短縮を行うだけで一般的には次のような影響が損益計算書に出てきます。

(1)延長:差額の保険料が徴収される→費用計上

(2)短縮:払い過ぎの保険料が還付される→収益計上

保険はあくまで日々の生活に何かあったときに補足してくれるものですので、色々なメリット・デメリットを考えつつ数年に一度は見直しをすることをお勧めいたします。

保険を見直す場合は、お気軽に弊社へご相談ください。

(税理士 加藤 和希)