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税と共通番号について

投稿日: カテゴリー 税務トピックス

5/22、菅直人首相は6月末に社会保障と税の一体改革案について公表するという記事がありました。
【1】パートへの社会保険適用拡大【2】税と社会保障の共通番号導入【3】幼保一体化の3分野を安心3本柱と定め重点的に取り組むそうです。今回は、【2】の税と共通番号についてまとめてみました。

 

1. 共通番号とは

税金、年金、健康保険など、さまざまな公共サービスに関連して、国民一人ひとりに番号を付与し管理する制度のことをいいます。

2. 各国の導入事例

海外ではアメリカ、ドイツ、イギリス、スウェーデンなど、すでに多くの国で導入されています。日本で
共通番号制度を導入するにあたって、検討されている制度は次の3種類です。

(1)ドイツ型
共通番号を税務関連のサービスにのみ適用するもの。より正確な所得把握と税徴収が可能となり、給付付き税額控除の導入なども可能になります。

(2)アメリカ型
共通番号を税金と社会保障関連のサービスに適用。社会保障番号(Social Security Number、通常は略して SSN )といい税金・社会保障以外にも、銀行口座を開く、運転免許を取る、などといった生活をするための大切な手続きのほとんどにこの SSN を利用しています。

(3)スウェーデン型
税金、社会保障だけではなく、他の幅広い行政サービスに共通番号を活用する制度です。

3. 導入のメリット・デメリット

一般的にいわれるメリット・デメリットは次の通りです。

メリット デメリット
・きめ細かい行政サービスの提供が可能になる
・より正確な所得把握と税徴収が可能になる
・年金や生活保護の不正受給が解消される
・プライバシーの問題
・情報が一元管理されるため、データーが流出した場合はすべて出てしまう

最後に、日本弁護士連合会が『共通番号制度の問題点Q&A』というパンフレットを公開していたのでご紹介します。 5分で共通番号の大枠の理解を助けます。 

http://www.nichibenren.or.jp/ja/publication/booklet/data/kyoutsuubangouqa.pdf 

(新井)